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(なんだ…?)
そう鹿之介は思いつつ辺りを見渡す。
だが…。
誰の姿もない…。
(気のせいか…?)
そう鹿之介が思うと再び、鹿之介の頭の中で、先ほどの声が鹿之介へと告げる…。
『我は龍神なり…。』
『お前が願いを叶えてやる…』
『暫しの時を待て…』
『さすればお前の願いを叶える我が化身を送り込んでやろう…』
『それまで楽しみに待っておるがよい…』
そう鹿之介の頭の中に響き渡る声は言い、その姿を見せる事もなく、その声の主は消え去っていた。
(今のは…?何であったか…?龍神と申していたが…?)
そう鹿之介は怪訝な表情を浮かべ、暫くその場で呆然としていた。
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