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『でも、万が一ということが…』
僕は心配で仕方がなかった。
もし何かあれば最後の戦が長引き多くの犠牲が出る…其だけは避けたい。
僕が思い詰めた顔をしていると天海が、
『光、前の約束がひかかっているのだろ?なんのために私たちがいるんだ?お前が元の時に戻るためにも三成殿には頑張ってもらおう』
僕を諭すように天海が言った。
―わかりました。
僕は小さな声で答えるとずっと黙っていた利三が、
『光、大丈夫だ。
俺たちがなんとかしようとした事で出来なかったことはほとんどなかったはずだ。
任せろ』
と胸を叩き少しむせて涙目になりながら利三が言った。
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