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『そうですか、で、今日はどうしたんですか?』
僕が突然来た事に疑問を持ったのか帰る話もそこそこに僕に問う。
『三成さんこの頃変わったことはありませんか?』
僕が三成に近頃の事を聞くと、
━『光、待―ってくれ……』
と利三が比叡山の階段を上がってきた。
後ろから天海がついてくる。
『こ、光、は、早すぎる……ぞ』
利三は息をあげながら僕に言う。
『二人とも遅いですよ』
僕は利三に軽口を叩くと、
『すまない』
━━天海に謝られてしまった。
『天海殿……』
『久しいのう、三成殿』
驚く三成に天海は何事もなかったように挨拶をする。
『光、こちらの方は?』
利三は僕の耳元でそっと聞いてきた。
『三成さんですよ』
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