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こうして俺は人間界に行く事になった
ゼウスによると本当の目的は
最近どうやら天法(神界の天使達が使う能力)、魔法(冥界の悪魔達が使う能力)を人間が発見し
裕福になったせいか、神界への「祈り」が少しづつ届かなくなってきているという
神界は人間界の「祈り」がエネルギー源の50%を占めており
このままだと神界、冥界、人間界のバランスが崩れて消失してしまうそうだ
俺は人間界を消失させて新しい人間界を創り直せばいいと言ったのだが
ゼウスは神界で生まれた創造神であり、生まれた時から人間界は存在している為
「創り方がさっぱりわからん」
だとさ
という事で「祈り」を元通りにする為に行って来いってわけだ
ま、俺の武器「天邪鬼-アマノジャク-」が創れただけでも儲けもんだな
天邪鬼はミカヅチが持つと重さは約1グラムで他の人が持つと500トンくらいの重さ設定にしたそうだ
要望通りこの武器1対1じゃ使用不可の機能付きだ、つまり対多数戦専用武器。それで良かった
ミカヅチは普段持ち歩くのは邪魔だと思い、亜空間へ放り投げた
「使う機会があればいいな」
少し期待を込めつつ、亜空間へ天邪鬼をしまった
「誰か連れて行くか・・。」
ゼウスは一人で行けとは言ってないので誰か連れて行っていいはずだ
「あいつ連れていくか」
即座に転移し向かったその先は
冥界だ
冥界、神界、人間界は空の色だけ一緒だが景色が違う
景色が違う理由としては色と気温が関係している
神界は気温888度で、地面、建物、草木、全て「白」
別名「白の世界」
冥界は気温氷点下666度で、地面、建物、草木、全て「黒」
別名「黒の世界」
神や魔にとって気温など関係のないものだが、使う能力が少し関係してくる
人間界の気温は平均30度で科学の進歩がめざましく、飛行機、車などあるが
冥界と神界には特に不自由なく生活できているので科学というものは知っているが必要ない
「よう、ジン。遊びにいこーぜ」
そこは標高150,000キロメートルほどの所に、漆黒の氷で出来た大きな城があった、少し待っていると
扉が音を立てて開く、そこにミカヅチと同じくらいの身長をした
シッポを生やした男が機嫌良さそうに
「ミカヅチっ!今日は何して遊ぶんだぁあ!」
俺目掛けて突っ込んでくる、両手に銃を1Tづつ構えてな
「ここで遊んでもいいが、オマエの城吹っ飛ぶぜ?
・・・対多数戦の『制約者』、また新しい技でも試すのか」
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