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「感じる…。邪悪な気が…。そして、奴等が彼女を狙いに…。」
蝋燭二本だけの部屋では、巫女装束姿の一人の少女が瞑想をしている。
彼女の目の前には銅鏡と水晶球な置かれている。
どうやら、何かを予言しているようだ。
彼女の容姿は少し大人っぽく、端整に整えられていて、面影はまだあどけなさが残っている。
「この時間だともう二時過ぎてるわね…。早く寝なきゃいけないのに…。」
そう呟きながら、彼女は鋏を手に取る。
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