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ジョー
「えー…あー……
なんか…やりすぎた…?」
千鶴
「だから言ったじゃんよ!!」
風早
「………………。」
(思い詰めるように)
爽子(M)
「──間違って、なかったはず
きっと、誤解はとけたはず
嘘はひとつもなかったもの
本当のことを、
言ったんだもの。」
爽子パパ
「おまえ、今日
終業式だったんだろ
通知表はどうした」
爽子
「そのうち送られてくるはず…」
爽子ママ
「あら~~夏休みかあ。
お昼ご飯の支度が
めんどくさくなるわぁ~~」
爽子(M)
「───きっと、
風早くんの名誉は
守れたはず───……」
爽子ママ
「…あら、今日から夏休みって
言ってたじゃないの。
講習もまだでしょ?」
爽子
「うん…ちょっと
先生の手伝いで。」
爽子ママ
「あら、そーなの?
いってらっしゃい、爽子」
風早(回想)
『爽子!黒沼爽子、でしょ』
爽子
「…………いってきます…」
爽子(M)
「…間違って、ないはず。
だけど────
だけど……やっぱりさみしい
夏休みが明けたら、もう目も
あわないかもしれない。
みんなと同じように、
"おはよう"って、
笑ってくれないかもしれない。
避けられるかもしれない。
そんなの慣れてた
つもりだったのに、私、
あんまり嬉しくて
慣れなんて忘れちゃった
風早くんに会う前の
自分なんて、もう
忘れちゃった───…」
(泣きながら)
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