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爽子(M)
「夏休み直前にクラスで
起こった出来事は、
二学期が始まった頃には
学年中のうわさに
なっていました。」
女子A
「そうそう、D組の貞子!」
女子B
「あーあの超霊感が
あるとかいう……」
女子A
「そう、その貞子が、
休み前に公開失恋
したんだって!!」
女子B
「まじで────!!
相手だれ?!」
女子A
「風早」
女子B
「風早あ?!」
女子A
「そんでD組の人たち
責任感じてんだって。
悪ノリしすぎたらしく」
女子B
「いや…責任も何も、
風早と貞子じゃねえ」
爽子
「お~~は~~よ~~~……」
(完全にホラーに)
(大雨に濡れてる+後ろで雷
でめちゃくちゃ怖い爽子)
爽子(M)
「あっ…今のは結構
いい感じに明るく
あいさつできたかも…」
女子A
「わ───────!!
でたあ─────!!」
(泣きながら走り去る)
爽子(M)
「あっ……そうだよね……
急に声かけたら
びっくりさせちゃうよね…
ゴメンね……」
(手を合わせて拝んでいる)
男子生徒B
「なんか拝んでんだけど!!
いんのかよそこに何かが!!」
(小声)
爽子(M)
「……傘置いてきちゃったけど
カミナリ大丈夫かなあ…
余計な事しちゃったかも…
ワンちゃん……」
女子生徒B
「…何故空を見つめる…?
そして何故ずぶ濡れ…」
(顔を引きつらせる感じで)
爽子(M)
「人と接するのは難しくて
中々上手にはできないけれど
それでもなんとか
壁を壊していけたらな
出来れば"黒沼"より
"貞子"より"爽子"が似合う
私になりたいな。
明るくて爽やかな
───そう、例えば」
風早
「おはよ────!!!」
爽子(M)
「風早くんのような」
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