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「秋人お兄ちゃ~ん?遅刻するよー?」
部屋の扉の前から女の子特有の高い声がする。
だが、もう今はただただ眠気しか頭になく声を無視して俺は布団をかぶり直した。
「お兄ちゃーん?起きてよー!お兄ちゃーん!」
だが、気持ちとは裏腹に声は止まずさらに執拗になる。
それさえも無視を決め込んで寝ていると、扉の開閉音が耳に飛び込んできた。
「入るからねー!ほらほら起きて!朝ごはん覚めちゃうよぉ」
体を揺さぶられ、強制的に眠気を飛ばされる。
それでも意固地になって寝たふりをしていると。
「もー…。こうなったら起きないとイタズラするよー?」
そんな声が聞こえてきた。
……ほぅ。
俺はガバッといきなり布団を蹴り飛ばし、ベッドの隣にいた美少女をベッドに押し倒した。
「…イタズラ、してみろよ?」
「え…ちょっと待ってっ」
「出来ないなら俺がするぞ?ほらほら」
「やっ…やめっ……いやぁぁぁぁっ!」
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