第一章

6/14
前へ
/115ページ
次へ
明奈「あんたまた遅刻したの?」 席につくと、隣の女子が話しかけてきた。 なんだこいつ、俺に気でもあんのか…? 明「そんなわけないでしょ」 凛「心を読まれた!?てか冗談だからそんなゴミを見るような目で俺を見ないで!辛い!」 この女の子は神崎明奈で家がとても近く所謂幼なじみだ。 身長は160前後で、陶器のような透き通る白い肌に筋の通った鼻。少し強気な大きな眼に薄いピンク色の小さな唇。胸は普通(やや小さい)でスラリと伸びた細い足。 まぁ所謂美少女である。 え?そんな美少女と幼なじみなんて羨ましいって? ……馬鹿野郎、人は外見だけじゃだめなのさ。 凛「性格がもう少しおしとやかだったらなぁ…(ボソッ)」 明奈「あん?何か言った?」 凛「いえなんにもございません」
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加