神でも人でもないならば

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「暗くなってしまったな。満足か? 姫神」 ツバキがそう問いかけると無言で頷く姫神。そして、ありがとうございますと頭を下げた。 「さあ、これで隊長会議は終了だ。とりあえず姫神はここに残りメディカルチェックを受けるように。それ以外は仕事に戻るんだ」 ぞろぞろとエントランスから出ていく人達を見送ると、榊が姫神に話しかけた 「まぁ、仕方ないよ。この仕事に死は付き物だ。三人を逃がす辺りがさすがは雛岸くんだよ。さぁメディカルチェックをしようか。そこに横になって」 パソコンを起動させるペイラー榊。姫神は言われるがままにベッドへと横たわる。ちょっとした機器を姫神へと取り付ける。 「予定では5400秒後に目が覚める。君の部屋で目を覚ますだろう。そうしたら、またツバキのもとへ行ってくれ。それではおやすみ」 そういって麻酔らしきものをうった。姫神の意識は徐々に薄れていき、興奮する榊の声を聞きながら姫神は意識を手放した。
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