1人が本棚に入れています
本棚に追加
サラはジオから目を離した。
「さっき言ったように、収穫祭の支度をしています。秋ですから葉っぱ拾いも大変です」
「誰と話してるんだ?」
「今回は前みたいに、ジオに怒られないように気をつけますね」
「そっちに誰かいる?」
ジオがサラの隣でキョロキョロしだした。サラは構わず、ジオの背中をトンと押す。
「ほら、サボらないで早くやろ? エドに怒られちゃうよ」
「それもそうだな」
サラたちはせっせと作業を進める。元々この力仕事、男の武人がやるはずだったのに……
私、男じゃないし主婦だし……エドの人使いの荒さ、伝わりますよね?
思い荷物を2人で持っても重たいものは重たい。
最初のコメントを投稿しよう!