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「こんなん言うなよ。まぁ、よろしくな新人!・・・にしても若けーな、いくつ?」
「あっ、22です」
「うわ、俺と10も違うのか。大学生?」
彼はそうですと頷いて、市内にある偏差値が高い事で有名な国立大学の名前を出したので私も彼が有能な事に納得した。
なるほど、元から頭良いんだ、それじゃあ覚えもいいはずだ。
「でも22っつーと、今年4年生か?」
「はい、1浪して入ってるんで!」
「バイト始めたりして、単位とか大丈夫なのかよ。卒業出来ねえとかマジ笑えねぇぞ」
「もう単位は全部取ってるんでその心配は無用です。卒業後はそのまま大学院行くの決定してるんで、今のうちにバイトしてお金貯めておこうかなと思いまして」
単位を取るのに必死でバイトをした事もなく、だったら経験しておこうって思って、ちょうどバイト募集もしてたうちに面接にきたらしい。音楽好きなんで合ってるかなーって思ってと、小林くんは笑みを浮かべた。
それじゃあ、店長は良い拾い物したって事だよね。こんな優秀な子。
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