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「・・・・・はい?」
予想外の言葉に思わず小林くんを凝視する。
私と三枝さんが付き合ってるってどうしたら見える?
彼的にはむしろその方が意外とばかりの声で、
「違うんですか?仲良いし、綾なんて呼び捨てにしてるからてっきりそうなのかと思いましたけど」
なんて言うから、私は思いっきり手を左右に振って否定した。
どうやったらあのやり取りでそう見えるんだろう。
「違う、違うって!ラストまで一緒の事多いから仲良いだけだよ。呼び捨ても私だけじゃなくてあの人はスタッフの全員呼び捨てで呼んでるの」
「じゃあ、俺も綾さんって呼んでいいですか?」
「呼びだければ構わないよー。うちの店、あだ名で呼んでる事多いから私も下の名前で呼ばれる事多いし」
「やった!!ありがとうございます!!そうだ、綾さんも俺の事下の名前で呼んで下さいよ。その方がなんか仲良くなってるって気がします」
「えっ、、まぁ、いいけど」
「綾さん、俺の下の名前覚えてます?」
「えーと、‥‥誠一郎くん?」
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