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鴨「……いやな…」
スパァァァン
モゴモゴと口ごもる鴨を無視して、勢いよく襖を開く。
秋「ほら、さっさと入る!」
鴨達は渋々中に入る。
近「芹沢さん、来てくれたんですか!」
歳「近藤さん、そんな喜ぶんじゃねえ。何を企んでるかわかったもんじゃねえからな。」
総「土方さんは頭が固いですねえ。別に一緒に食べるくらい問題ないじゃないですか。」
広間に何故かピリピリした雰囲気が流れる。
秋「土方さん、鴨は俺が連れてきたんだ。何も企んでねえよ。」
鴨「企んでるならとっくに飯ぐらい一緒に食っておるわ。」
近「歳。」
歳「…はあ。勝手にしろ。」
近「それじゃあ…いただきます!」
皆「「「「いただきます?」」」」
さっきとは違って穏やかな雰囲気になり、皆が食べ始める。
まあ、芹沢派を除いてだが。
秋「…ねえ、」
鴨「…なんだ。」
秋「なんか面白いことやって。」
鴨「はあ?!なんだその無茶ぶりは。…して、何故儂がやらないといけないんだ。」
隣いる鴨に言うと、大声で反応した。
最後は注目されたのに気づき、誤魔化すように平然をよそおって言い切った。
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