0人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は夕華に呼び出されてご神木といわれる大きな木の近くに来た
「あのね・・・私ね・・・海くんのことが・・・
幼馴染だけど言うね
昔から海くんのことが好きなの!!
だからこれからは幼馴染ではなく恋人として付き合ってください!!」
俺は驚くことしかできなかった
言葉を返すわけでもなく、ただ驚いて固まっていた
春も終わりかけ、夏になろうとしていた時期に
毎年、島で行われてる『美月祭』という春の終わりを告げる祭りがある
その祭りが終わった
その夜に夕華に告られた
ただ俺は断る理由もなく
かといって言葉を探すわけでもなく「いいよ」と言ってしまった
ふとその時思った
俺自身、夕華のことが好きなのか
いつも通り幼馴染が近くにいるから安心できるのか
ただ言えることは
夕華には悲しませたくないからと俺は思ってしまった
最初のコメントを投稿しよう!