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「海と夕華ちゃん、おはよーさん」
「あー和弥くんおはよー」
席に着くと和弥が俺の席まで歩いてきて挨拶をしにきた
この二人はいつも朝からテンションが高い面子だとつくづく思う
「なー海ー知ってるか?」
俺の席の隣の机に和弥は腰をかけ、話を振ってきた
「なんだよ?」
「今日転入生が来るんだってな」
「ほー・・・だから朝からこんなに騒がしかったのか」
和弥は笑いながらも話を続けた
「そうそう・・・でなー自分廊下歩いてたらその転入生を拝めてなその転入生がな、めっちゃかわ「おいー朝のHRやるからさっさと座りやがれお前らー」・・・岩さんが来たことだし話はあとでな」
「お、おう」
和弥は自分の席に着き、他のみんなも自分の席にそれぞれ座った
担任の岩(がん)さんこと岩原先生が教卓の前にきて朝のHRを始めた
「今日は全員いるな?いなかったら返事しろよー?」
俺の席の隣が空席なだけで他は全部埋まっていた
「よしHRを始める前に、男子お前らに朗報だー転入生がこのクラスに配属になったぞ」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお女子かああああああああああ!?」」」
男子は一気に盛り上がり岩さんは笑ってた
女子はというと引き気味だ・・・俺はそんなの気にせず耳をふさいでいた
そりゃあ男子の声がうるさいからだ
簡単なことだろ?
「うんじゃー朝比奈入って来い」
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