#0 終わりを幻想でやってみる。

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エロゲとは。 人類の希望である。 巨乳とは。 人類の夢である。 あくまでこれは僕の持論なわけなんだけど、この広い世界でそう思っている人も少なからずいるのではないだろか。 中には小さいものは希少価値だ。ステータスだという人もいるだろう。 だから僕は小さいというものを否定するつもりはない。 ただ、ごまんとある胸の中で大きいものが優れてたというだけで。 そんなことより、僕は昨日の夜に決意したことがある。 新作の学園物のエロゲをプレイしているとき僕は思ったわけだ。 リアル全然充実してなくね?と。 だから僕は思ったわけだ。 明日からエロゲみたいな人生を送ろうと───。 「おにいー!明菜ちゃんもう来てるよー!」 家中に響き渡る妹の声を聞きながら、もう着慣れた制服のネクタイを締めた僕は一階へ降りた。 ソファーで寝そべってニーソックスを履いている妹に別れを告げてから、玄関の扉を勢いよく開ける。 そう。僕の青春はこれから始まる! 「おわぁっ!?」
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