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『翔子ちゃん? 翔子ちゃん?』
マスターの呼びかける声で現実に戻される。
『あっ!… ごめんぼーっとしてた』
『そう? なら良かった。 さっきから一言も喋らないで窓ばっかり見てたからさ』
『あっ、うん。 なんでもない! 』
『ご馳走様! また遊びに来るね!』
私は席を立ち支払いをしようとした時だった。
『翔子ちゃん。 今度の日曜日の14時くらい空いてる?』
『えっ? 空いてるけど14時って、お店の営業時間外じゃない?』
『まぁ、そうなんだけど、ちょっと見せたいものあるからさ。鍵空けとくから入ってきな。』
『うん? 分かった。』
と言って私はお店を後にした。
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