第3章 出会い

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日曜日…。 その日は梅雨時期には珍しく快晴だった。 私はいつも通り、駐車場に車を停めて、喫茶店のドアに手を掛けた。 カラン、カラン ┅。 『…。』 ドアを開けるといつもと違い暗く静かな空間が広がっていた。 ガサガサ ニャーン!! 『えっ!?』 すると奥の部屋から子猫のなく声が聞こえた。 『あっこらこら、 ドア引っかかないで! あっ、そっちはダメだよ!!』 『マスター?』 私は奥の小部屋のドアを開けた。 『あっ! ちょっと!!』 『わぁぁ!?』 ドアを開けた瞬間に2匹の猫が飛び込んで来た。 『翔子ちゃん大丈夫?』 マスターが不安げな顔でこっちを見ている。 『マスター!? この子達は!?』
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