第2章 アル

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『じゃあ、 仕事いってくるねー!』 私はいつものように ゲージに挨拶をした。 しかし 『…。』 いつもならゲージの柵まできて見送るはずなのだが、全く反応がなかった。 『あれ? まだ寝てるのかな? 』 私は、ちょっと不安に思ったが、 時計をみた瞬間にその不安はどこかに行ってしまった。 『あっ、やばい! そろそろ出なきゃ! 行ってきます!』 私は大慌てで、玄関から飛び出して行った。 それが最後の挨拶だと知らずに…。
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