始まりはここから

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――5月1日―― 今思い出すと、ぞっとする。そう、それは何も変わらない朝だった。 私はいつも通り朝起きて、霊夢ん家に遊びに行ったんだ。 私と霊夢はいろいろと会話をして、神社の境内に出た。 しかしそこである異変が起きてたんだ…… その異変は、私でも解決できない……いや、きっと誰も解決できないだろう。 そのくらい異常な異変だった。 もうこの世の終わりをも表せるくらい、な…… どんな異変だったかって? そう、それは…… 只でさえ人が訪れない博麗神社に参拝者が訪れ…… そいつが……霊夢の賽銭箱に賽銭を入れていたんだ…… ――霧雨魔理沙(きりさめまりさ)の気まぐれ日記より抜粋―― 「い、異変が起きた……遂に幻想郷も終わりを迎えるのか……」 「全然異変じゃないでしょ!!」 「いて!」 陽気な太陽が元気良く顔を出し、天気の良い日だった。 その中、普通の魔法使い、霧雨魔理沙の頭に、博麗の巫女、博麗霊夢のげんこつが注がれる。
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