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「で、芽杜は強くなりたいから私のお賽銭箱にお金を入れてくれたみたいだけど、なんで強くなりたいの?」
私のをやけに強調させながら言った霊夢。
別に博麗神社にあるお賽銭箱だから、霊夢の物ではないとは言えなくもないが、実際は違うだろう。
しかし霊夢はお賽銭箱に入れたお金イコール自分の物ということを完全に認識して考えている。某ガキ大将も驚きそうなくらいの考え方だ。
芽杜に話しかけている今でも、先程からちらほらとお賽銭箱を何度かチラ見している。
多分芽杜がいくら入れたのか気になっているのだろう。
その私のお賽銭箱宣言にいろいろとツッコミを入れたい芽杜だったが、それを我慢して単刀直入に答えた。
「来月の最初の日に行われる、刀祭りに参加して、優勝するためです」
「刀、祭り……?」
疑問文の言葉は魔理沙のものだった。
うーん?と唸りながら、頭にの中でいくつもの疑問を作り首を傾げている。
なんだっけそれ?……と。
霊夢は刀祭りという祭りの内容を知っているのか、アンタ忘れたの?と魔理沙に向けて発言し、続けた。
「なんであんな分かりやすい名前と、わけの分からない内容の祭りを忘れるのよ……
ほら、1ヶ月前に文の新聞に内容が書いてあったでしょう?」
呆れ口調の霊夢だった。
仕方ないやつだなと言いたげに、腕を組みんでいた。
魔理沙はしばらく顎に手を当て考えた。
そして遂に思い出せたのか、手をポンっと叩きその刀祭りという祭りの内容を思い出した。
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