青春したかった

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「あの、俺たち別に付き合ってる訳じゃないですよ」 俺は悪魔でもなんでもないし、事実は事実として認知してもらいたい。 「はあ?付き合ってるとかそんなんじゃなくったって、冬紀は私の所有物なのよ。 アンタさ、歳上だからって人の物に手を出して許されるなんて思わないでくれる?」 俺は所有物らしい。まだ付き合ってた事になってた方が良かったかもしれん。 俺が妙な後悔を覚えていると、明日香は大股で先輩の目前と歩み寄り、こう言い放った。 「とにかく金輪際、私と冬紀に近づかないで!」
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