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数分が経ち、色々な服を試着して結果的に中性の地味っぽい服を買うことに。
「俺はもっと可愛い色のが良かったんだけどなー。」
「もう・・・ピンクは恥ずかしいもん・・・こういうのでも結構恥ずかしいんだからね…。」
結局買ったのは茶色のスカートとか灰色のトップス等々・・・地味な色だけど可愛めの服だった。
「で、ゆうはなんで服を買いに誘ったんだ?」
「・・・よく、わかんない。」
結局汐里は何をしたかったんだろう。
メールで聞いてみよっと・・・。
「まぁでも、俺はゆうの服とか選べて楽しかったけどな」
「ん・・・そう? じゃぁ今度は恭介の服でも買いに行こっか?」
「え、いいのか? といっても、俺は買い物にそんな時間かからないけどな」
「今日のお礼。 早く終わったならそれはそれで、どっか遊びに行こうよ。」
「デート、な。」
「・・・でーと。」
言いなおされて意識させられると、やっぱりまだちょっと気恥ずかしい。
少しの間沈黙が流れ、着信が鳴る。
汐里からの返事だ。
『男性が最初に選ぶ服は、大体その人に着てほしいって服をチョイスするケースが多いの。 似合う似合わない問わずにね。 それで2番目に選ぶのは、来てほしい形の服をチョイスするの。 それが結果的に自分には似合わない服だとしても、やっぱり付き合ってる人の好みに合わせたいでしょ? だから、それでリサーチするの。』
へ、へぇ…汐里ってすごいなぁ…
でも一番最初にチョイスしたのって男性の・・・いや、それは加算しないとして、レディースショップに行った時に選んだのってフリッフリのワンピースだったんだけど・・・。
『あ、あとランジェリーショップには行った?(笑) 相手の好きな下着も重要よ(笑)』
汐里絶対面白がってるでしょ!!!!!!!!!!!
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