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一樹は麻美の浮かない様子に首を傾げつつ、レイに思わず尋ねていた。
「何で、麻美ちゃんはあんなに嫌がってるのかな?
あの人、イケメンで優しそうな感じなのに」
それを聞いたレイは困った様な表情を浮かべつつ。
「あの人。
一昨日も来たんですけど、結構と麻美さんに触るらしいんですよ・・・
手を握るとかは勿論、太股触られたぁ~って、後で私も聞かされました」
「うっそ!
あんなに若い人なのに・・・?
まぁ、生足晒す麻美ちゃんもアレだけど。
それなら、何となく理由が解ったかも」
見た目と違い、神村のリアル系オヤジよりオヤジっぽい一面に一樹は驚くが、それなら麻美が嫌がるのも尤もである。
ここは風俗とは違うのだ。
「レイちゃんカラオケお願い」
麻美がカラオケセット一式を、後ろのボックス席へ持って来る様に告げ。
レイは《ちょっと行ってきます》と一樹に目で合図を送ると、カラオケセット一式を後ろのボックス席へ運んで行った。
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