Episode.1 Introduction

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一樹は麻美の浮かない様子に首を傾げつつ、レイに思わず尋ねていた。 「何で、麻美ちゃんはあんなに嫌がってるのかな? あの人、イケメンで優しそうな感じなのに」 それを聞いたレイは困った様な表情を浮かべつつ。 「あの人。 一昨日も来たんですけど、結構と麻美さんに触るらしいんですよ・・・ 手を握るとかは勿論、太股触られたぁ~って、後で私も聞かされました」 「うっそ! あんなに若い人なのに・・・? まぁ、生足晒す麻美ちゃんもアレだけど。 それなら、何となく理由が解ったかも」 見た目と違い、神村のリアル系オヤジよりオヤジっぽい一面に一樹は驚くが、それなら麻美が嫌がるのも尤もである。 ここは風俗とは違うのだ。 「レイちゃんカラオケお願い」 麻美がカラオケセット一式を、後ろのボックス席へ持って来る様に告げ。 レイは《ちょっと行ってきます》と一樹に目で合図を送ると、カラオケセット一式を後ろのボックス席へ運んで行った。
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