天狗様と吸血鬼

これまでのあらすじ

ネギとバカレンジャー(成績ドベの５人組)が行方不明になったり、テスト当日に遅刻が出たり、学園長が覗きしてたりと色々とあったが、結果からいうと学年トップで文句なしの合格となった。

そして、新学期。初日。
中等部３年Ａ組となったネギのクラス。
身体測定の日。
その日、佐々木まき絵が貧血で保健室に運ばれた。

エヴァの最近の様子や、まき絵に残された魔力の残り香から、直ぐに犯人が真祖の吸血鬼であるエヴァの仕業だと推測した勘狗朗は、その夜その事をエヴァに問い質した。

しかし、勘狗朗の正体を知らないエヴァは、自分が吸血鬼だと知られたくはないため、はぐらかしながらも家を飛び出した。
今夜も生徒を襲い血を集めに行くのだ。

エヴァが生徒を襲う理由は、呪いを解くためだ。

１０年前、エヴァの呪いを解かないままナギが消息を絶ち、吸血鬼のエヴァが呪いを解く残る方法は、ナギの息子であるネギの血を大量に吸いとる事だけだった。

そのため、ネギと戦うために力を少しでも取り戻そうと、様々な生徒から少しずつ血を吸っていたのだ。

しかし、その夜。
ついにネギに見つかり戦闘となった。