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俺は彼女の手をとった。 そうすると、彼女は歌い出した。 「ばたふらいーきょうはーいままーでーの」 「どんなーときよーりすばらしいー!」 木村カエラのbutterflyだった。その歌は、彼女が歌い出すと 近くにいた看護婦さんまで歌い出した。 4人部屋だったんだけど、病室の人たちは笑って手拍子をしていた。 俺は彼女に向かって言った。 俺「一生にそばにいるね。」 彼女は「わたしも。」と小さく頷いた。
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