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宇宙、王室、森、おもちゃ、お化け屋敷、海、恐竜がそれぞれの部屋のテーマになったが、
恐竜とお化け屋敷に関しては、私が最後まで抵抗した。
恐竜もお化けも詳しくないし、どうやったらそこに行き着けるが思いつかない。
ひたすら「逃げる」とか「怖がらせる」とかいう選択肢を選び続けた人が恐竜喫茶かお化け喫茶に辿り着くとしか思えない。
プレハブの部屋の仕切りとなっている壁も折り畳んで繋がった広い一部屋に出来るらしいので、七つの喫茶部屋が出来ても、お客さんが入れなくなることはなさそうだ。
最初はストーリー作りを渋っていた恐竜とお化けについても、二人のスパルタ監督のお陰で何とか出来た。
脚本が出来ると、それぞれの班が必要な物を揃えていく。
喫茶のメニューは基本的に、喫茶のテーマを象ったチョコをホイップクリームにのせたケーキと茶であったが、
ドリンクにりんごジュースとみかんジュースを増やした。
茶に関しても、テーマに則った物にし、なるべくお客さんがジュースを選ばないような工夫をした。
それぞれの班が忙しくしている間、私も忙しくて福沢への復讐をすっかり忘れていた。
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