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スネーク「おぉ、ケインすまんな」
スネークは青年の肩をポンと叩いた後に軽く咳き込んだ。
青年は首を横に振りスネークの背を摩る。
ケイン「気にするな。アンタが俺との約束を守ろうとしてくれている。
なら、俺も約束通りアンタを助けるだけだ」
スネーク「ふっ、もう出会ってから一月も経つのに相変わらず無愛想な奴だな」
スネークは咳き込みながらニヤリと笑う。
男にはな。ケインもそう言って軽く笑う。
ケイン「それに今迄はこうやって生きて来た。中々生き方を変えられるものじゃ無いしな…だが」
スネーク「だが?」
青年は気まずいのか、目を逸らし扉の奥に続く暗がりを見やった。
ケイン「アンタらの事は好ましく思える…
だから……打ち解ける努力は出来得る限りしよう…と…思う」
言葉尻は酷く聞き取り辛かったが言い終わると青年は耳まで真っ赤にして1人ズイズイと階段を降りて行った。
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