プロローグ

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目を覚ますと、白い世界が広がっていやがった。 テンプレだが、回想いこうか。 朝、いつも通りの時間にいつも通り目覚ましのヤツが喧しい音を俺は──────── 「ふんっ!!」 枕で叩き潰した。 メキャッという音とともに釈迦ってしまった。 それほどボロくは無かったような気がするが、壊れたのは仕方ない。今度買いに行くとしよう。 「──っ!──ま、─」 目を覚ましたばかりのせいか、途切れ途切れしか聞こえないが、絶対ヤツの声だな。 そして、その中から聞こえるのは、ヤツの幼馴染み(笑)だろう。 まぁ、俺もそいつの幼馴染みという立場だが…。 まぁ、分かってくれるだろうが、名前はいつか出すとして…。成績優秀、スポーツ万能、イケメンであり主人公だ。 だが、俺は全てに渡って普通。顔も勿論普通。 まぁ、何が言いたいかと言えば 『リア充爆発しろ』 だが、俺はヤツの主人公みたいなところが嫌いでは無い。 俺が嫌いなのは、ヤツの性格だ。鬼畜とか、変態ではなく…だ。 次のページにいこうか。
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