3人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
エド「…コレ…ホントに錬成陣か?にしては可笑しいよな?」
俺の名はエドワード・エルリック。右腕左足がオートメイル
国家錬金術師をやっている。
アル「兄さん、何かあった?」
エド「アル、ちょっとコレ見てくれないか?」
アル「何?」
コイツの名はアルフォンス・エルリック
訳有って鎧姿だが俺の弟。
アル「…コレ、錬成陣?何か錬成陣にしては可笑しいね。」
エド「だろ?ずっと考えてんだけどさ、ん゛~…。いまいちピンとこねぇんだよなぁ…。説明みたいなのもねぇし。」
今、俺達はある捜し物をしている。それは俺とアルが元の身体に戻れる為の手掛かりだ。
余り良い収穫は無いが…一歩々近づいてはいる。
アル「…他の本には載って無かったの?」
エド「あぁ、この部屋の本。ほとんど読んだがこの錬成陣みたいなのがでてきた覚えはねぇ。」
アル「そっか…。コレ元の身体に戻る手掛かりなら良いね…。」
エド「…なら良いけどな…。」
俺が伸びをして手を本に翳された瞬間、何の前触れもなく錬成陣が発動した。
エド「なんだっ?!!!」
アル「ちょっ…何したの?!兄さん!!」
エド「何もしてねぇ!!いきなり発動しやがったんだっ!!」
発動した衝撃で山積みにしていた本や資料を倒してしまい、一気に床に散らばり錬成陣発動中の本がその上に落ちその一瞬の隙に俺等の視界は真っ白になっていた…。
これから起こる事は非現実の事だとは俺とアルは知るよしも無い。
✨✨✨
最初のコメントを投稿しよう!