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また跳んだ
届かないって分かっていながら
でも、助けたかった
助けたくて仕方がなかった
同じクラスメイトだから?
違う
友達だから?
それも違う
彼女のことが好きだから?
……違うかも
なら何故、彼女を助けたい?
そんなの決まってる
俺が助けないで、誰が助けるんだよ
ハコの魔女結界
圭一「まどかを……はなせぇぇぇ!!!」
使い魔「!?」
俺はまどかの手足に掴んでいる使い魔を殴り飛ばす
まどかの手足が解放され、俺と共に落ち始める
俺はまどかを優しく抱きしめ、無事に着地する
圭一「だ、大丈夫か?」
まどか「あ、ありがとう圭一くん……」
安心した笑顔を俺に向けるまどか
やべ、不覚にもドキっときた
まどか「…!? 圭一くん後ろ!!」
俺の背後に使い魔が襲いかかる
だけど、俺はそこで回し蹴りをかました
蹴りをくらった使い魔は呆気なく倒される
その次も使い魔は襲ってくる
だけど、今回はキックは出来なかったので、仕方なくパンチをくらわしてやる
多分、これを受けてもまだ立ち上がると思っていた
だが、使い魔は呆気なく倒される
圭一「…倒した?……」
本来なら、二発、三発与えても倒せない使い魔がたった一発で倒したのは予想外だった
いや、それよりも
圭一「よくも、まどかにひどい目に合わしてくれたな!! 絶対に許さねぇからな!!」
魔女に向けて怒りをぶつける
足に力を入れ、魔女目掛けて跳ぶ
魔女「!!?」
圭一「くらいやがれぇぇぇぇぇ!!!」
魔女にキックをかました
手応えは…………あった
キックを受けた魔女は、勢いよく飛んでいき爆発した
魔女が倒れ、結界も消えていき、元の現実に戻り始める
圭一「……………よし!!」
この時、俺が初めて魔女を倒した週間だった
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