5話

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結界は解け、普通の空間に またドアを隔てた場所では、魔女に呼び寄せた人々が全員、気を失って倒れている 圭一「ふぅ……」 思いの外、体のだるさがのしかかる 色々と、無理をしてしまい呼吸が安定しにくい まどか「大丈夫?」 心配そうに声をかけてくれるまどか 圭一「…大丈夫。ちょっと無理し過ぎただけだから」 これ以上、まどかに心配されないように笑顔で笑いかけた まどか「また色が変わってるね」 圭一「…色?」 ふと、自分の身体を見る いつの間にか【白】から【赤】になっている いや、【赤】になる前にも変化したような気もする 圭一「この色が俺に力をくれたのか……」 【白】よりも力強く感じる 【青】よりはジャンプ力、速さは劣るけど 倒せないよりかはましだな 多分、これからは【赤】を多様することになるな そこへ、俺たちに近づく足音が聞こえた 俺は用心してその音の方に警戒をする まどか「……ほむらちゃん?」 ほむらだった ほむら「……本来の力をてに入れたのね」 圭一「…まあ、そうなるかな?」 やっぱり、ほむらはこの能力のことを知っている 圭一「なあ、ほむら、この能力について教えてくれないか?」 もしかしたら、この先、魔女の戦いでうまく活用できるはず ほむら「…そうね。その能力は私の知ってるとおりの能力なら全部で【白】【赤】【青】【緑】【紫】……がある」 圭一「あと、【緑】と【紫】があるのか」 まどか「あれ? 私を助けに来たときは圭一くん、【緑】だったよ」 なるほど、耳と目がよくなったのはこの時か 圭一「じゃあ、あと【紫】だけか」 ほむら「でも、今のあなたの使い方では【白】【赤】以外の能力は出しきれない」 圭一「…それってどういう……」 ほむら「……ヒントはここまで」 そう言い、ほむらは立ち去ろうとする ほむら「……圭一」 圭一「…ん?」 ほむら「……まどかを助けてくれてありがとう」 それを最後にほむらは消えた
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