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「おせーよ
美李。遅刻すっぞ」
「うん。
今いくー。」
…やっぱり今日も悠はかっこいいなぁ。
「ほら、早く乗っかれ
置いてくぞ。」
「待ってー!」
毎朝一緒に学校に行くのが習慣になってるんだ。
この少しの時間が私のちょっとした幸せ。
でも、そんなちょっとした幸せも、長くは続かない。「ほれ、着いたぞ。」
「ありがとう。」
もう、学校に着いてしまった。
自転車を置いて玄関に向かう途中、悠は何人もの人に話しかけられる。
それも、女の子にばかり。皆、悠の事が好きなのだろう。
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