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ある若い男の人がいました。
彼はミュージシャンでありそれはそれは長い髪をしていました。
彼はライブで髪をすべて逆立てるので一回のライブ毎にヘアスプレーが何缶も必要でした。
そうすると費用もかさむし、何よりも面倒でした。
さらにバンドは売れているわけでも無く、台所は火の車。今後の進退をメンバーと悩んでいました。
その日彼が町を歩いているとまるで見たことの無い新しい店が建っていました。
外壁は白一色。そして看板には店名ではなく、
『アナタの要望に応えます。』
こう書かれていました。
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