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黄「ソレ、俺の雑誌じゃないっスか…!!」
カノ「そーそー。いや~~。スゴい人気だよ、本当に。君、昔からそういうの長けてるでしょ?なんていうか、目立つの?」
黄「!?」
カノ「なんでって顔だね。わかる理由なんて簡単さ。」
そして、こちらを再度見ると、
口を横に開いた。
猫のような目が更に細くなり、
ニヤッと笑うとカノはいった。
「メカクシ団だからさ。」
黄「メカクシ…団…?」
そういうと、カノはおちゃらけた感覚で説明をしてくれた。
カノ「君は…『目を奪う』かな。」
黄「目を…奪う。」
カノ「そう。目を奪うんだ。どこにいても目を引き付けてしまう。他人の目をね。」
だからか。俺がスカウトされたのも。納得がいった気がした。
カノ「うんうん。キドにもそういうのがあってねー。キドは、モガッ。」
見るとキドの手が、カノの口を塞いでいた。
キド「ソレ以上は言うな。」
そっか。メカクシ団は皆そういうのがあるのか。
1人じゃないんだ。
カノ「そうだ、キド。マリーも連れてきておいでよ。」
そうして、俺はメカクシ団の一員となった。
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