如月アテンション Ⅲ

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黄「ソレ、俺の雑誌じゃないっスか…!!」 カノ「そーそー。いや~~。スゴい人気だよ、本当に。君、昔からそういうの長けてるでしょ?なんていうか、目立つの?」 黄「!?」 カノ「なんでって顔だね。わかる理由なんて簡単さ。」 そして、こちらを再度見ると、 口を横に開いた。 猫のような目が更に細くなり、 ニヤッと笑うとカノはいった。 「メカクシ団だからさ。」 黄「メカクシ…団…?」 そういうと、カノはおちゃらけた感覚で説明をしてくれた。 カノ「君は…『目を奪う』かな。」 黄「目を…奪う。」 カノ「そう。目を奪うんだ。どこにいても目を引き付けてしまう。他人の目をね。」 だからか。俺がスカウトされたのも。納得がいった気がした。 カノ「うんうん。キドにもそういうのがあってねー。キドは、モガッ。」 見るとキドの手が、カノの口を塞いでいた。 キド「ソレ以上は言うな。」 そっか。メカクシ団は皆そういうのがあるのか。 1人じゃないんだ。 カノ「そうだ、キド。マリーも連れてきておいでよ。」 そうして、俺はメカクシ団の一員となった。
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