バレンタインデー

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さて、五月蝿いのもいなくなったし。 「...これ、食っていいか?」 ハリスとアリスに聞くと、嬉しそうに頷いた。 箱に入っているチョコを一粒手に取り ゆっくりと口に運ぶ。 パクッ 「ん...これは....キャラメルか!」 コーティングのビターチョコにミルクキャラメルが絡んでいって、程よい甘さになりつつもたつかない口どけの良さ。 「パパ、どうかな?」 「おいしい?」 そんなの 「めちゃくちゃ美味いに決まってるだろ。 これ、もしかして1つ1つ味違うのか?」 「そうだよ」 うぉおお テンション上がるぜ! 「こっちは苺か、コーティングはミルクチョコで砂糖少なめだからバランスが良い...ん、コレはスイートチョコ、テンパリングの加減が絶妙だな。 さて、最後は ...ホワイトチョコか!くっ、コーティングとの相性が素晴らしすぎる」 やべえ すげー美味すぎて、ちゃんと味わったけどすぐ終わっちまった。 「「パパ?」」 そわそわと俺を見上げてくるハリスとアリスと目が合った。 感想を待ってるんだろーな。 「美味かった。 今なら何されても死ねない自信あるわ俺。 ありがとな、ハリス、アリス。」 頭を撫でてやれば、はにかんだ笑顔が2つ俺を見上げ..っっ! ...今なら神級魔法一万発ぶつけられても死ぬ気がしねえ。 ヤバイな...コレは。
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