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絢斗はカバンも持って来ていたので、一緒にうちの玄関に向かう
「行って来まーす」
「行って来る~」
リビングから俺の母親が絢斗の存在に驚く事なく「いってらっしゃ~い」と返事する
玄関を出るとタイミングよく隣の玄関も開いた
「あ!ぴったり~!おはよっ」
新しい制服を着てニコッと笑う彼女は俺のもう一人の幼なじみ
三浦真央(まうら まお)
155センチで、スラッとした手足に女の子らしい顔をしていて、目はくりっと大きく可愛い感じだ
俺達は3人いつも一緒に育って来た。家も[絢斗・悠・真央]という並びで、お互いの家に行き来するのは当たり前だし、自然と真ん中にある俺の家は集まり場所に一番利用されている。
高校もまた3人一緒だ
とくに決めた訳でもってなく自然とそう言う流れになっていた
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