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黒炎拳が健二に振りかざしそうになった瞬間!!
赤いポニーテールと黒髪ロングがウルグアイを吹っ飛ばした。
「けんちゃん!!」
「繭理…どうして…黒原さんも」
『おひさ~、アラアラ随分と痛めつけられたわね~弱い、弱いわね~格好悪わね~』
やっぱり…外見と言葉はあってないし、それより逃げてくれ…って話せない?ウルグアイの瘴気でか?
「おい!!てめーけんちゃんをバカにすんなや!!」
『だって本当の事だもん。幼馴染だからって甘やかすとは、ブラコンの幼馴染版・略して幼馴コンだね笑う~』
「は、歯食いしばれやがれーー!!」
えーっと…まずい状況なのに、危機感が全くないな君たち。黒い龍が来ても助けてあげられないからな?
「おやおや…トランス・レイダーのトップ2人が来てもえたのは幸運だろうか?」
ばっと二人の顔つきが変わった。
「アンタ…それ…何なのさ?」
「低俗な輩に、話す義理は持ち合わせてないのでね」
『あらあら…珍しい龍じゃない。龍なんて神や王より底辺の存在なのにエラソーにしちゃって不愉快プンプン』
わざとらしく、怒ってるふりをした剣は…肌で何ともいいがたい悪寒を感じている。
相手はどう見ても格下の龍だというのに、気を抜いた瞬間に胴体や頭を吹き飛ばされてしまうくらいにと。
位置から見たら、逃げる作戦を頭に思い浮かべる繭理。だが逃げても逃げても奴は追ってくるだろう…だが健二は重症だ。
ウルグアイは攻撃を抑えていた割りに力は一部しか見せていないだろう。
「提案があります。今日は見逃してあげましょう」
「「『!!??』」」
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