奇襲

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願ってもない話しだが、ウルグアイを信用出来ない…第一にメリットが全くないのである。 自分の主に逆らってまでのウルグアイの真意は? 「おっとっと…疑いは、ごもっともですが。決めるのは貴女達に一任します…剣王はお疲れのご様子みたいですから。」 「条件は?」 「サンドバッグになってもらいます。この所ストレスが溜まってるので、よろしいですか?」 「が、がはっ…ダメだ。ふ、二人…」 血反吐を吐き、二人の震える足を見ながら懸命に起き上がろうとする。 動け!動け!と身体のパルスに呼びかけている。 懸命に懸命に何度も何度も…目の前で血だらけで殴られ続けてる大切な人を守りたい。 道化が欲しい。 刹那が欲しい。 黄昏が欲しい。 混沌が欲しい。 無限が欲しい。 自分の弱さが欲しい。 思考演算、プログラム【エデン計画】を発動します。 健二がクリスタル結晶に包まれる。 結晶はさらに膨張を数回繰り返して。結晶の枠を機械に再構築した。結晶を守るように機械があるように巨大なペンダントを想像させてしまった。 中から現れたのは機械刀の腕に、クリスタル刀の腕を生やした健二の姿だ。 もう…人間では無い、別の生物兵器だ手を抜刀した瞬間にウネウネ、パキパキと刀を持つ腕を象徴とした。ウルグアイは見かけ倒しと焔を健二に放つ。
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