- 序章 -

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人間は罪深い生き物だ。 皆誰しも一度は罪を犯したことがあるはずだ。 小さな罪から人を殺めてしまうほどの大きな罪まで程度は様々。 俗に七つの大罪という言葉がある。 これは人間を罪に導く可能性があるとされている欲望や感情のことを指している。 【暴食】【色欲】【嫉妬】【強欲】【傲慢】【憤怒】【怠惰】の七つだ。 それぞれに意味があるが、私はそれにもう一つ加えた方がいいと思う。 その一つとは【生存】 つまり生きたいという欲求、生き続けるという罪。 人間は自分が生きていく為には何かを犠牲にしていかなければならない。 それはお金であったり時間であったり、時には人を殺すことで自分を生かそうとする。
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