- 無知が故 -

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「諦めちゃダメだよ!」 突然聞こえてきた少年のような若い声。 目を開けると目の前数十センチにはT-レックスの牙があった。 しかし時が止まったかのようにT-レックスは動かなかった。 するとT-レックスの頭に赤い線が縦に入った。 次の瞬間、T-レックスの頭は、いや、身体が上下にズレた。 ぐちゃりと生々しい音と共にT-レックスは真っ二つになった。 翼は放心状態だった。 物凄いスピードで暴れる心臓を必死に抑える。 一体…何が起こったんだ? 「大丈夫?」 すると先程の声が聞こえてきた。 声の方を見るとそこには忍者の格好をした少年がいた。
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