奥州へ

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「梵天丸様が貴方に何か粗相でもしましたか!好きであの様になったと思いですか!!今まで愛を注いでおきながら‥醜い化け物になっては愛情を注げませんか!!私の母上は鬼の子を産んだと家来達から言われてきた!だが!!母上は私を愛してくれた!他の誰が私を鬼の子だと言われても!母だけはお前を愛すると!!」 「鬼だろうと悪魔だろうと関係ないと!!母上は姉である貴方を尊敬しておりました!姉のように梵天丸様を!子を愛せる母になりたいと!!」 「私は、小次郎様の許婚にはなりません!!私は、子を孕むだけの女にはなりません!!」 ーパーン!! 「生意気な小娘だね!!妹によく似ているわ!!」 「私は母上の娘だ!あんたの道具ではない!!」 「こざかしい!!」 「!!」 ザシュ‥ 「ああァァァ!!」 痛い!痛い痛い痛い痛い痛い!!右目が痛い!! 「は、母上!!」 「紅姫様!」 「紅!!」 「姫様!!」 小次郎は母親に‥ 私の名を呼んだのは‥蜻蛉、輝宗様、片倉様‥ぼんてんまるさま‥
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