戦国時代へ

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目を開くと、そこは戦場だった たくさんの死体のそばで私は寝ていた 混乱などしなかった 意外にも冷静で、私は周囲を見ていた‥ だけど‥ 迷彩柄をした人に右目を斬られ、赤い人に‥お腹を刺され‥同じく赤で‥大きい人に‥背中を斬られた‥ ー死んだのか‥ まぁ‥仕方ないか‥ ー仕方ないで終わらせるとは…ね 「!!」 「こんにちは‥異世界の住人」 「‥誰?」 光でよく見えなかったが‥自分がいたのは真っ白な世界だった。 「私はアマツカミ」 「‥神様が‥こんな死にかけの女に何か用?」 「意外と冷静なのね」 「……」 「‥生きたい?」 生きたい? ああ、生きたいさ! 生きて、生きて‥ずっと生き延びてやりたいさ! 「‥貴方に不死なる力を‥」 「じゃあ俺達は戦う力を与え」 「人を癒す力を‥」 「アマテラス、ツクヨミ」 三人の神に力をもらった‥ああ‥ 「乱戦を変えてくれ」 最後にそう聞こえた‥ 「……大和?」 大和と言えば‥松永久秀か‥ 三好三人組もいるな‥ 「目が覚めたかね」 「……」 「ああ‥やはり‥」 「‥?」 「郷の目は赤色だね」 「……」 何故、松永久秀がここにいるんだ‥いや‥寧ろ‥何故私は部屋にいるんだ?
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