織田とその姫様

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「‥紅‥」 「あい♪」 私は三つになった‥ 「‥郷は‥よく遊んでいるが‥何をしているのかね」 「あにょね、べにねちちしゃまのちゃめにちのびしゃんとあしょんでりゅの」 「忍と?」 私の娘は、今年で三つになった‥あの女に似ず、赤髪に赤い瞳をした子だ ‥だが‥彼女は頭がいい‥そして、この私の邪魔にならないようにと書物を読み呼ばれるまで部屋から出ない‥ 今日は、信長様が来るらしい‥ 父上の茶友だと聞いているが‥まぁ‥父上の茶は美味しい‥ 「……」 「紅姫様‥父君がお呼びです」 「あいでしゅ」 はぁ‥ 「ちちしゃまべにでしゅ」 「入りなさい」 「ちちゅれいいたちましゅ」 茶を入れる為の着物を着た父上は本当にステキです 信長様もいつもの鎧ではなく着物‥大人の色気が半端ないですよ‥ 「べにしゃん♪」 「しゃくらしゃん♪」 彼女は桜姫 私と同じ歳で信長様の子供、凄く可愛い姫様なの 「しゃくらとあしょぼー♪」 「あい♪」 私達には大人には言えない秘密がある‥ それは大人と同じなの 「‥ちゃじめちゃよ?」 「‥ちちしゃまちゃち‥あいちあってりゅの?」 「ちょうかもね」
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