織田とその姫様

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この時代は、男同士がたくさんいたというしな‥ 女を抱いてもその快楽からは逃げれないと聞いたな 「べにしゃん‥」 「‥ちこう‥ちちしゃまちゃちのちゃまちちゃにゃめ」 「‥うん」 また‥私達には知らない世界が広がっていく‥ 「……」 「しゃくらしゃん…どうちたの?」 「……」 「しゃくらしゃん?」 桜姫の様子がおかしい‥ まさか‥ 「しゃくらしゃん?」 「ッ‥」 「しゃくら!!」 やはりな‥ 熱があるのに無理をしていたんだな‥ 「‥ちゃいちょうふ‥」 私が‥助けるから それから暫くして、桜姫の父上が参り、眠っている桜姫を抱えて城へと戻られた 私は、父と顔を見ずに部屋と向かった 気分が優れなく夕食は食べなかった また静かな夜がやってくる‥ 「‥三好様」 「‥紅姫様は」 「紅姫様はお休みに‥」 「そうか‥」 紅姫様は、この松永軍の宝であり大和の姫君 我等が仕えている主のご息女 あの方が成長していく様を‥我等は見届けよう。
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