01 眼帯の少女

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そんな真菜であるが、真菜は僕の隣に来ると、僕の顔を覗き込み言った。 「ねえねえ、相馬ってさ、今好きな女の子とか居る?」 「っ……何だよやぶから棒にそんな質問、僕が他の女の子に恋をしたりしてときめいたりする口に見えるかよ……?」 そう僕が言うと、真菜は微笑みながら言う。 「んん……まあ、基本的に一人で居るのを好みそうに見えるかな、でも一人は気になる娘とかは居ても良いんじゃないかな?、居ないの?気になる人とか」 そう真菜は僕に言う、僕がそう「恋ばな」を好むように見えるのか彼女は……?、まあ良い……、取り敢えずここは適当な事を言っておこう。 「そうだな……今んとこ、お前に興味が向いてるな」 僕がそう言うと、真菜は笑いながら言う。 「相馬が私に?、ハハハッ、無い無い」 「無い無いって……?何で僕の気持ちなのにお前が無い無いって分かるのさ?」 僕がそう聞くと、真菜は笑いながら答える。
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