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席について間も無く、新しい担任と思われる教師が教卓に立つ。
「新しく2-Aの担任になった『天竹』です。以後お見知り置きを」
元気な声で自己紹介をしている20代の若き先生。
事実、俺はこの人を知っている。
生徒会の担当で幾度か顔を合わせたことがあった。
いい人なのだが、勝手にテンパって勝手に自爆するのがこの人の特徴だ。
その後、天竹が諸連絡などを手早く済ますと、俺たちは体育館へ行くこととなる。
そしてハルカ、真夏と一緒に体育館へ向かう途中。
俺はある女性に目を惹かれた。
スカートから伸びる長い足。
文句の言いどころが全くない完璧なスタイル。
凛々しくそれでいて、とても優しい顔立ち。
真夏同様にハーフで日本人らしからぬ長く白い髪に大体の者は目を奪われしまう。
まさに神々しい輝きを放つその人は...
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