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マナのメールに書いてあった通り俺たちはクラス表を確認することなく2-Aの教室に入った。
「うぃーす」
教室に入る時に軽く挨拶をしておく。
ハルカをみると、こっちを睨んでいる。
その目は「気だるそうに挨拶するな」と言っている。
そして「私がお手本を見せてあげる」とでも言わんばかりに、みんなの方に向き直り...
「みんな、おはよう!
これからよろしく!」
ハルカは礼儀正しく挨拶をした。
すると、ハルカが顔をあげる前に...
「久しぶりー!!」
朝っぱらから、俺にメールをして来た張本人、外国の血なのか緑色の瞳、緑色の髪をした真夏がハルカに飛びついた。
そのとき、緑色の髪がフワッとなびいて、甘く熟したメロンみたいな匂いがした。
そういや、こいつはいったい何時から学校にいるんだと思いメールの着信時刻確認しようと携帯をみる。
受信ボックスの1番上にある手紙を開くと、6:30分と表示されている。
なぜ、そんな時間にここにいたのか全くの謎だった。
(ま、後で聞いてみますか...)
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