勇者と僕

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「だからそんなことしちゃダメだってぇぇぇぇぇぇ!!」 何処からか青年の悲痛な叫び声が聞こえてくる。 対して… 「え?これは普通だよ?」 と、イケメンが壺を割りながら青年に対して答える。 「いやいやいやいや…それ、この家のやつでしょ!?」 青年はイケメンの近くにある家に指を指す。 「だから普通だよ?」 「お前にとって他人の家の所の壺を勝手に割ることは普通なのか!?」 「そうだよ?」 「どうしてそう言い切れるんだよ…」 青年が溜め息を吐く。 「だって!」 イケメンはそう言うと自信を持って答えた。 「俺は勇者だから!」
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