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「いや…理由になってないからね?」
青年は…ってか僕アル・ヴォルフはそう言った。
「ごちゃごちゃ言わないでアルも一緒に割れよ」
どうしてだろう…僕は一般常識を言ったまでのはずなんだが。
「やだよ、ジーク…僕は怒られたくないから」
このイケメン勇者はジーク・ブレイ、ちなみに僕はジークの勇者パーティーの一人。
「え?怒られる要素なんて何処にもないよ?でもわかった、一人で割ってるよ」
なんでだろう…なんで僕はこいつと魔王を倒しにいかなくちゃならないんだろうか…。
なんで僕は魔王を倒さなきゃならないのだろうか…。
「どうしてこうなった…」
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